2007.07


上海 楽山大仏 九寨溝 黄龍 成都 高山植物 チベット民族


いつか行きたい。 この眼で見てみたい。 あの景色の中に立ってみたい。。。。。

  ここ数年 旅行会社から送られてくる雑誌を見て漠然と夢見ていた。
  そこが、どんなに遠く、 どれほど高地であるかなんて 少しも考えることもなかった。。。
  ただ、あの澄んだ空気と水の世界に行ってみたい。。。ずーっと思っていた。

  この春頃から TVで盛んに紹介されて人気化しているという。
  旅行社に尋ねると、残席2名だと。。。即決で とりあえず席を確保した。

  それからが忙しかった。
  日々の仕事と教室をしながら 旅行中の仕事の段取りをして、庭の草取りをし、
  銀行を月末のしまつをして・・・前日は、冷蔵庫の整理とゴミ出し、部屋の片付け。。。
  寒いのか? 暑いのか? 晴れるのか? 雨なのか?・・・
  とりあえず中国ということで少しは気が楽で、手元の服をトランクに詰め用意は出来た。
  しかし。。。
  ツアーでの旅は、第一印象がすべてを決めることは 経験から学んでいる。
  とにかく 成田までは今風の格好で登場したいと、前日になって駅前に買い物に走った。
  亭主の服も点検し、車も駐車サービスを申し込んで・・・・ギリギリの準備完了である。

   ( 今回、成田まで車に行くことにした。何しろ、昼間の出発で、ご近所、商店の皆様に
    見送られての お出かけは、絶対にいやだったのだ。 調べると、以外に安かった。
    出発ロビー前に乗り捨て出迎えサービス付きでも リムジンで行くより はるかに安かった。
    コレはとてもオススメ   )


  行ってから、帰ってから旅のしおりを読んでわかったが。。。   
  中国は広かった。 国際線で上海まで行き、国内線に乗り換えて。。。中国第3の都市 成都へ。
  九寨溝は、ココからさらに国内線で飛び、黄龍は、また、さらにバスで3時間、4200mの峠を越えた
  チベット近くにあったのだ。
   (いつものごとく どこへ行くのか? そこがどういう所なのか? 詳しくは見てもいなかった。)


中国の時刻表は、予定であって、確定ではない。

  したがって、スケジュールは、余裕をもっても、さらに、出発延期で時間の無駄ができる。
  田舎の空港で 売っているものもたいしたものも無く、ひたすら忍ニンの移動である。
  
   九寨溝の空港で3時間近く待っていて、ついにみやげ物やで 琥珀のネックレスを買った。
   飴玉みたいな大きな琥珀が珠つながりになっているやら、ごろごろのやら。。。
   一番おとなしそうなのを値切って買ってみた、 26元 ⇒ 3000円 安すぎ、、、偽物だろうな (+_+)



中国のトイレ事情は。。。

  覚悟はしていても 日々衝撃の繰り返しであった。
  ホテルの自室のトイレでも・・・である。 (使用後の紙は 流してはいけない…が決まり)
  観光地のトイレは、最近は、きれいになった。 とりあえず無料であるが、紙の用意は無い。
  ハンドドライヤーは 設備されているが、トイレのドアーが無く、鍵もこわれているものが多い。
  このことが、我々の心を一つにまとめ、オバサンさん達は運命共同体としての結束を深めることになった。
  次のトイレストップが どんな所かわからないから…とりあえずココでも トイレ。。。
  いつも、みんなで連れ立って、協力しあってのトイレである。
  その上、割り込みは常識の国、入り口に並んでのマナーは 考えられない人たちである。
   (しかし、日本も数年前まではそうだった。。。西洋の人に教わったんだけど。。。ね)

  1−2時間おきの このお勤めが少々疲れるし、時間がかかる。
  食べる物が違って、早朝の出発、その上、このトイレ事情である。 繊細な心の持ち主には
  辛く、いや柔軟な心を持っている人にしかいけない国である。
  忍耐と寛容の心と下剤の準備が必要である。
   (同行のオバサンのお話では、お医者様に出してもらう座薬が 旅には一番なのだそうだ)


中国の人は ウルサイ

  わかっているのだが、あの話し声を聞くたびに、あぁ、ココは中国だった、と、再認識させられる。
  大陸の歴史を考えると、自己主張をして、他人に譲ることをしないことが歴史的に身についているのだろう。
  飛行機の中、黄龍の自然の中でも 携帯で大きな声で話すし、水音を楽しんでいる見晴台でも 音楽を
  鳴り響かすし、大声での会話である。
  ここは、中国であり、我々は外国人である。 忍耐あるのみ。。。


中国は 多民族国家である

  中国には 沢山の民族があるそうだ。 四川省にも 多くの少数民族が住んでいた。
  チベット族の中の姜族の若い男は素敵だった。 
  背が高くて肩幅が広く足も長くて民族衣装がよく似合っていた。
  ホテルや空港で働く若い女性も 色白でスタイルが多い子が多かった。
  野良で働く人たちは、強い紫外線で深く黒い色をしていて同じ人たちかと思うほどだった。
  来世は 出来たらあのスラリとした色白の女性に生まれてきたいなと思ったりして・・・あまりの違いなのだ。



中国は発展途上の国

  とにかく、来年のオリンピックがあり、その後は万博がある。
  それまでに、道を整備し、箱物を作り上げる。。。 道路は、観光地どこへ行っても立派で美しい。
  街路樹、植え込み、花、見事に手入れが行き届き、美しい。
  オレンジの上着を着た 道路掃除人が 箒やモップの様なもので掃除をしているし、観光地では、葉っぱ
  一枚でも長いピンセットで広い集めている。
  落とす人がいて、拾う人がいる。。。不思議な国だ。
  新しいビルが幾つも建設途中であり、多くの古い雰囲気のある町並みが取り壊されていた。
  機械が動いているかと思うと、傍らで 多くの人がバケ
ツリレーをしている。。まだ、人のほうが安いのか…


中国は 住宅ブーム

  数年前、政府の方針が変わり、今まで支給されていた住居は 払い下げられたそうだ。
  多くの市民は、働いたお金で、もう一つの住居をもっていると。。。都市には 高層マンションがいくつも
  建設中であり、郊外の別荘の広告も目を引く。



値段があって無い国・・・

  
旅先での じぇんぶで1,000円。 じぇんぶで10元。。。は いつものことだが、同じものでも、空港のお店
  の方が ぜんぜん安かったし、お店によって、値段も倍以上違ったりした。。。
  日本語の話せるみやげ物屋は、概して大高である。



2008年はオリンピックの年

  
その後は 上海の万博もある。 今、中国はものすごい勢いで進化している。
  ここ数年の この動きに乗れた人、乗り損ねた人、、、その差は大きい。
  今、20代、30代で 英語や日本語が話せる人は、いくらでも仕事があり、それなりの報酬が約束
  されている。 が、、40代、それ以降の人たちはどうだろう? 昔から地方に住み、学もなく、お上の
  言うがままに動いていた多くの人たちは、とまどっているだろう。
  若く美しい娘たちは、綺麗な民族衣装をきて、ホテルや土産物屋で働けるが、若くても黒くブスな民族
  に生まれた娘はどうだろう。。。
  高級外車のスポーツカーに乗っている人もいれば、輪たくを汗してこいでいる人もいる。
  朝晩のラシュアワーは、古い自転車や電動自転車がアリの巣をつついたように大量に動き出す。
  信号は 未だ少なく、人も自転車も車も 行きたい方に最短コースで走り出す。
  ホテルの窓から、朝の街を見ていて肝を冷やすことが多々あった。
  日本の車も人気があるらしい。多くの会社が 中国に工場を持っている。



中国の人は 写真が好き

  昔、日本の人もカメラが好きだった。日本人といえば、メガネとカメラという時代があった。
  今、中国は、携帯とカメラだと思う。 とにかく写真が好きなようだ。
  一人っ子政策で 可愛い我が子の写真を撮りたいのだろう。。ポーズが長い。
  若い娘たちは、写真雑誌のモデル気取りで、よくもまぁ、、恥ずかしくもなくあんなポーズを決めるよなと
  あきれる様子なのである。 シャッターを切るのが、これまた時間がかかる。 あぁ。。。早くどけっ、


過去と未来が同居する国

  今回 待ち時間を利用して、地上で一番早いと言う、リニアモーターカーに乗った。
  431キロ/h を経験した。 空を飛ぶかと思った。
  街の中には 古い古い自転車が多く走っているのだが。。。

  街には 高層住宅が沢山建設中だった。 
  足元には、昔ながらの土の塀に囲まれた趣ある町があるのだが。。。取り壊される運命のようだ。

  民族衣装を着た老人がいるかと思うと、ブランドショップもある。
  ホテルはきれいだが、トイレの紙は 流せない。

  誰もが その変わり様に目を見張り、追いつくのに必死のようだった。


  1週間の旅で、何だか とても疲れたが、3日たって、また、あの湿った空気の中に行きたくなっている。
  いつか、ゆっくりと あの大きな国を歩いてみたいと思うのである。
  四姑娘山にも行きたい。チベットも行きたい。。。。シルクロードの西の端まで行ってみたい。。。
  中国には、今35の世界遺産があるという。 
  4000年の歴史である。 その歴史に訪ねた時、その大きさ、色や形に深い感動を受ける。
  同じ東洋の民として 遠くの親戚を訪ねるような、、、そんな懐かしさも感じるのである。



すべてが終わった後に知ったこと・・・(ご参考まで…要確認)

  
   高山病予防薬の内服について:

日本では緑内障の治療薬として販売されている
アセトゾラミド・Acetozolamide(商品名:
ダイアモックスDIAMOX)の内服は高山病の予防効果がある他、
不眠を改善したり、起床時の頭痛を緩和させる等治療薬としても効果があります。予防内服方法は次の通りです。

a.高地到着の前夜又は当日朝より内服を開始し、到着後2日目又は3日目まで内服しましょう。

b.1日2回(朝、寝る前)、125mgずつ内服します。1日1回寝る前に250mg1錠)内服する方法も
  あります。また、体重が
45kg以下の場合は半分に減量しましょう。
  (ダイアモックス錠は縦横に線が入っており、半分又は1/4に割ることが可能です。)

c.起立時、足底がジンジンしたり、手指の先端を机等に押し付けたときにジンジンする感じがあれば、
  血液中で薬が最適濃度になっていると言われています。逆に、何もしなくても指先がしびれる場合は、
  薬の量を半分に減らしましょう。

d.ダイアモックスは利尿作用(尿の量が多くなる作用)がありますので、水分を十分補給してください。
  また、血圧を下げる薬を飲んでいる人は血圧が更に下がってしまうことがありますので、
  内服前に医師に相談して下さい。

e.ダイアモックスは本来、目の病気、緑内障の治療薬です。現在、緑内障の治療を受けている方や、
  過去に眼圧に異常があった方は、内服前に医師に相談してください。

f.ダイアモックスは利尿(尿の量が多くなる)作用があるので、水分を十分に補給して下さい。



旅の日程表    記念の切符






















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送