西安 


泰、漢、隋、唐と都が置かれ、3000年もの歴史を誇る古都、西安(長安)。

大雁塔は、塔の三代皇帝高宋が母、文徳皇后のために立てた唐代の寺院。
その境内にそびえる64mの塔が大雁塔である。
玄奘三蔵が、インドから持ち帰ったサンスクリット語の経典の翻訳と保存の為に、648年に建立されたそうで、大きく高く美しい塔であった。

街の中心になる鐘楼は、城門の開け閉めの合図として、鐘が鳴らされたそうであるが、
今は、その前は大きな餃子屋さんが軒をを並べていた。

シルクリードの出発点。西の城門は、とくに有名で、明の時代1370年〜1378年にかけて作られたもの。
「君に勧む 更に尽くせ 一杯の酒 西の方 陽関を 出ずれば故人なからん 」と、王維.が詠った場所である。
この城門の窓からはるかシルクロードを望んだことが、何によりも心に残ったことだった。

街はずれの山の中腹には、温泉がわき、ココに楊貴妃が使ったというお風呂が現存していた。
華清池
と呼ばれる。
玄宗皇帝と楊貴妃が、毎年10月から春までここで過ごし、毎日酒宴を繰り返し、わが世の春を謳歌したそうな。。。。

「春寒くして浴を賜う華清の池  温泉水滑らかにして凝脂を洗う」 白居易の長恨歌は、教科書に載っていた。
今、その場所にいると言うことが、とても嬉しかった。(^^)
西安の街は、何処も霞がかっている。埃かしら?
萩の様でいて萩ではなく、藤の様でいて藤ではなく… 高さ64mの塔。ここで白檀のお線香を買った。
此処にも魔よけの動物が・・・ 扉の取っ手


餃子屋さんが軒を連ねる 鐘楼前
町の中心、鐘楼
西安は、餃子が有名とか・・・餃子は、小さくいけど可愛い。 水餃子は、おかわりし放題。。。でも、そうは食べられない。



  ここが、王維が友人をここまで見送って来て、
  別れの杯を交わしたところ。

  送元二使安西    元二が安西に使するを送る <王維>
  渭城朝雨潤輕塵  渭城の朝雨 輕塵を潤す
  客舎青青柳色新  客舎青青 柳色新なり
  勸君更盡一杯酒  君に勸む更に盡せ一杯の酒
  西出陽関無故人  西のかた陽関を出づれば故人なからん

  この道は、はるかローマまで通じている。

  その昔、中国は、北の騎馬民族に度々攻め込
  まれた。 彼等に勝つためは、大きく丈夫な強い
  馬が必要だった。
  この馬を得るために交換するものとしてシルクを
  持っていった。
  これがシルクロードと呼ばれる由縁である。
西の城門  シルクロードの出発点
城壁の上は、幅12m。 
よくここでマラソンが行われるという。


























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